秋田県潟上市出身の女優・安田聖愛さん(26)が22日、主演映画「みちのく秋田 赤い靴の女の子」の先行上映会で舞台あいさつに立った。「キャストや監督、スタッフの皆さんに支えてもらったおかげで、主人公の真っすぐさを無理なく演じることができた」と撮影を振り返った。
「赤い靴の女の子」は、明治期に秋田で生まれた女性・金子ハツの人生を題材にした作品。数奇な運命から生みの親と暮らすことができなかったハツが、育ての親となった米国人宣教師と共に渡米、教師の道を歩み34歳で生涯を終えるまでを描いている。安田さんは渡米後に成人したハツを好演した。

2010年に第35回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリに輝き、女優として活躍の幅を広げている。モナコ国際映画祭で最優秀作品賞に選ばれた映画「笑顔の向こうに」(榎本二郎監督、19年)でヒロイン役を演じたほか、龍角散のテレビCMにも出演している。